猛烈な暑さを記録し続ける、日本の夏。
「夏バテで食欲もないし、体がむくんでダル重い……」
毎年、このような症状に悩まされている方は、多いと思います。
夏バテとむくみは、相互に影響しあっているため、冷え対策をしたり自律神経の乱れを整えたり、トータル的なケアをしていくことが重要です。
この記事では、夏バテとむくみの関係性、予防策・回復方法としてのリンパマッサージについてをお伝えしていきます。
私たちは、気温をコントロールすることはできません。
しかし自分の心と体を整えていくことは、可能です。
リンパマッサージで体を整えて、過ごしやすい夏を作りませんか?
夏バテとむくみの関係性は?4つの原因をチェックしよう
むくみは、夏バテ症状のひとつです。
なぜ夏バテになると、体がむくむのでしょうか。
夏の環境が、私たちに与える影響を知っていきましょう。
水分とミネラルバランスの乱れ
夏は汗を多くかき、体内の水分やミネラルが不足しやすくなります。
また、例えば喉の渇きを感じて、一気に大量の水をゴクゴク飲むと、今度は血液中のミネラルバランスを崩す原因となることもあります。
水分もミネラルも、不足にも過多にもならないように、バランスを意識しなければいけません。
バランスが乱れると、「疲労感が取れない」「体がむくみやすい」などの不調となって表れます。
気温が上がると、食欲がなくなってミネラルが不足したり、水分過多もしくは不足になったりと、水分とミネラルバランスが崩れやすく、夏バテにつながっているのです。
水分は1日1.5~2Lを目安に飲むのが理想です。2L以上飲むと消化器官もむくむので注意しましょう。また、冷えたアイスや塩分過多な食生活も、細胞が水をためこむ原因となります。
食欲不振による栄養不足
夏は食欲が低下し、食事の支度にも気が向かなくなるため、栄養不足になりがちです。
「そうめんだけ」「おにぎりだけ」など、単品ばかりになる日も多くありますよね。
単品だけの食生活では、摂取できる栄養が糖質(炭水化物)中心となります。
主菜で摂るべきタンパク質や脂質、副菜で摂るべきビタミンやミネラルが不足してしまい、疲れやだるさなど、夏バテの症状が出やすくなってしまうのです。
温度差による自律神経の乱れ
夏は「温度差」と「脱水」により、自律神経が乱れやすい季節です。
特にエアコンの効いた室内と、外気温の急激な差は、自律神経が大きく乱れる要因です。
体温調節を行う司令塔の役割を持つ自律神経は、気温差7度以上で過剰に働いてしまいます。
その結果、寒暖差疲労を起こしたり、睡眠不足へとつながったりなど、夏バテへと影響していくのです。
冷えによるむくみ
環境相が推奨する冷房設定温度は28度ですが、25度設定以下のオフィスで過ごしている人も多いですよね。
冷えたオフィスで座って作業をしていると、体はどんどん芯から冷えて、血流も悪くなります。
そのため、実は冬よりも夏の方が冷えやすいとも言われます。
中でも心臓から離れている下半身は、血行不良の影響をダイレクトに受けてしまうため、むくみやすい部分です。
「そうは言っても、オフィスの冷房設定温度は自分で決められない……」と悩むかもしれませんが、まずは相談してみたり、腹巻きやブランケットで少しでも体を冷やさない工夫をしたりなど、夏の冷え対策を心がけていきましょう。
夏バテむくみは放置しないで!リスクを知ろう
夏バテによるむくみを放置すると、美容と健康にさまざまなリスクが生まれます。
夏バテを悪化させる
むくんでいる体とは、つまり正常な水分代謝の循環が行われず、老廃物を溜め込んでいる状態です。
「ちょっとむくんでいる程度だし」「軽い夏バテかな」など、あまり重く受け止めない人もきっと多いですよね。
しかし、体が老廃物を溜め込んでいるサインであるむくみを放置しておくと、夏バテが回復しないどころか、だんだんと症状が重くなり、夏風邪にかかるリスクも上がります。
もっと恐ろしいのは、夏バテ状態では熱中症リスクが高まることです。
つまり、早い段階でむくみをケアすれば、夏バテを解消させる→熱中症リスクを下げる、という構図に変えていけますので、夏バテむくみは放置しないでくださいね。
肌や髪の新陳代謝も落ちていく
むくみは血流が悪くなることで生じるため、肌や髪など、美容面にも大きな影響を与えます。
さらに夏の冷房による冷えや栄養不足が要因となっている場合、放っておくと冷えが慢性化することも……。
夏の肌は、紫外線・過剰な皮脂分泌・冷え・乾燥など、過酷な環境にさらされています。
その結果、夏の終わりから秋頃にかけて、「なんだか肌がゴワついている」「乾燥してファンデーションが浮いてしまう」など、影響が顕著に表れ始めるのです。
その状態のまま冬に突入すれば、今度は乾燥との戦いが待っています。
冬の乾燥で焦ってケアを始めるのではなく、夏バテ肌を残さないように、準備を整えていくことが大切です。
夏バテむくみにリンパケアが良い理由
夏バテむくみを解消させ、疲労回復しやすい体にするには、リンパケアがおすすめです。
自律神経の乱れを整えて、疲労回復へ
リンパケアで得られる一番の効果は、自律神経の乱れを整えること。
マッサージの最中に「うとうとと眠くなってしまう」という感覚を覚える方は多いですが、これは夏バテで落ちていた副交感神経系の働きが優位になり、体がリラックスできている証拠です。
ゆっくりと優しいマッサージによって、全身の緊張やコリがほぐれていき、疲労回復を進めてくれます。
さらにリンパケアでは、全身にあるツボが刺激され、自律神経へと信号を送る視床下部の働きを促進。
自律神経が整うと、体温調節機能や消化器官の働きも良くなり、夏バテしている体をしっかりと整えていけるようになりますよ。
血液循環の改善
私たち人間の体は、臓器や筋肉、皮膚に至るまで、60兆もの細胞によって機能しています。
そしてその細胞に栄養を届けているのが、血液です。
血液が栄養を届け、リンパ液と一緒に老廃物を回収する流れを整えるのが、リンパマッサージが持つもう一つの効果。
夏バテむくみの根本要因である「血流」を改善させることで、体のさまざまな部分に栄養を届け、老廃物を回収するサイクルが生まれ変わります。
先ほどお伝えした夏バテ肌の回復にも、血流改善は重要なポイントです。
オールハンドのリンパマッサージで夏を快適に!
ゆっくりとした優しい圧のオールハンドによる、リンパマッサージ。
当サロン「SOLEIL(ソレイユ)」は、日々をがんばる女性を忙しさから解放し、癒しへと導いていきます。
「夏バテで体も肌もクタクタ……」という方も、「これから来る夏に備えて体を整えておきたい」という方も、あなたのお悩みに合わせたケアをしていきますので、ぜひご相談ください。
そしてソレイユが持つ意味である「太陽」のように、明るく前向きになっていく心と体の変化をお楽しみくださいね。